今、スーパーなどで見かける「みかん類」も沢山の種類がありますよね。

当卸売市場の青果卸しのぐんま県央青果(株)でもたくさんのものを扱っていますが、皆さんは、見分けがつきますか?

 

スーパーなどで「清見」「せとか」「甘平」「はるみ」「はまさき」などのみかんが陳列されていても、「これとこれは違うの?」なんて思ったことはありませんか?

そこで、それぞれがどんなふうにして生まれたかを調べてみましたので参考にしてください。

 

きよみ

温州ミカンと外国産のトロビタオレンジを交配されて生まれたもの。

品種名の「清見」は育成地の静岡県静岡市の近くにある清見潟・清見寺に由来。

主産地は愛媛県・和歌山県・佐賀県・広島県

写真はきよみ

 

せとか

ミカン属のタンゴール類の「清見」とアメリカ生まれの「アンコール」をかけ合わせたものに「マーコット」(来歴は不明)を交配し育成された品種で育成地は長崎県で主産地は愛媛県

写真はせとか

甘平

愛媛県のオリジナル品種で「西之香」と「ポンカン」を交配させたもの

写真は甘平

 

また、「清見」と「ポンカン」の交配によって生まれた「はるみ」や「清見」と「アンコール」と「マーコット」を交配し生まれた「せとか」と別品種の「麗紅」というのもありますが、「はまさき」というみかんは品種名ではなく「麗紅」を佐賀県のJAが登録しているブランド商標名だそうですよ。

写真はスルガエレガント

皆さんそれぞれ好みがあると思いますので、食べ比べしてみてはいかがでしょうか?