高田 幸子(たかだ さちこ)

駿河屋

長続きするのも、お客さんからの意見をどんどん聞いて勉強しているから

駿河屋は平成10年から高崎市場で営業をしています。主人が所沢にあるけずり節専門店で勤めていたんですが、独立してお店をはじめました。主人と一緒にはじめるのに、素人じゃだめだから富山県で400年以上の歴史がある削り節専門店に修行に行ったんですよ。お客さんはお金出して買いに来ていただいていますし板前さんならわかるけど、やっぱり料理はだしで決まってしまいますから、下手なことはできませんからね。

お店が続いているのも苦情でもあったら、どんどん聞いてお客さんからどこが悪いかって教えてもらって、勉強しているから。やっぱり生きている限り責任がありますから、お客さんが来てくれる限りやめられませんね。

けずるのは簡単だけど、けずり節それぞれの性質を見極めるのは経験がないとわからないですね

けずり節には背と腹があるんです。結婚式の引出物にけずり節がよく使われるのはこの背と腹が つがい になるから。夫婦仲が良くなるという意味で縁起物として使われているんです。

うちのお店は注文を受けてからけずるので香りが違います。けずり節は使う節にも色々あって、頭からいれるか しっぽ から入れるかによっても味が変わるんです。腹は脂があって背と少し味が違いますから、味を均等にするために背と腹で交互にけずったりもするんですよ。けずるのは簡単だけど、けずり節それぞれの性質を見極めるのは経験していないとわからないですね。そもそも干したものだと、どっちが頭かしっぽなのかも普通の人ではわかりませんから。

注文が入ってから削っています

削りたてのかつお節は香りが違います

背と腹が つがい になるから縁起物

良い夫婦仲を表すとされ、かつお節は縁起物としては定番です

お店情報

店名 駿河屋
電話番号 027(353)5206
創業 1967 年
お店の種類 関連店舗
主な取引先 飲食店全般・小売店全般
主な商品 総合食品・加工食品・漬物・キムチ・乾物
※2017年8月時点の情報を掲載しています

場内マップ

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