久保田 稔(くぼた みのる)
㈲ 関越冷蔵(発泡スチロール処理センター)
魚箱に使う発泡スチロールは断熱用の建材としてリサイクルされるんだよ
高崎市場では水産品を入れる発泡魚箱がゴミとして大量に出るんだよ。ここではこういった廃発泡スチロールのリサイクルしている。平成2年から任意団体の発泡スチロール処理委員会が事業として行っていたんだけど、平成6年に有限会社高崎市場発泡スチロール処理センターが設立され、24年間にわたって場内の発泡スチロール処理事業を行ってきましたが、場内の処理量が大きく減少したことから事業の在り方を見直し、平成30年4月から有限会社関越冷蔵が事業の一環として引き継ぎました。
廃発泡スチロール持ってきてくれる事業者さんに1kgあたり50円を負担してもらって処理を受けている。廃発泡スチロールは減溶機を使って溶かし、インゴットと呼ばれる板状のブロックに加工するんだよ。加工されたインゴットは高崎市内の取引業者に販売し、主には断熱用の建材や排水設備に使われる素材としてリサイクルされているんだ。商売で使う発泡スチロールは産業廃棄物なんで公営焼却場は処理を受けてくれないから、ここで各事業者さんに負担してもらいながら処理しているんだよ。
発泡スチロールに紙が付いていると、溶けなくて機械が詰まるからそれが大変だね
俺は元々玉村で個人スーパーをやっていて、高崎市場には品物を仕入れに来ていたんだよ。当時やっていたお店は設備が良かったから伊勢崎の保健所から優良設備事業者だって認められたりもしたね。平成14年から高崎市場の水産卸会社、群馬県水産市場で荷受けの仕事をしながら、ここでも働いていたんだよ。3年前に体を悪くして、今はここだけだね。
スチロールに紙が付いていると溶けなくて機械が詰まるから、減溶機に入れる前に全部一回り見てカッターで取り除くんだけど、それが大変だね。だから持ち込みの時にはなるべく取り除いてもらうようにお願いしているんだよ。不純物が入っていると品質も悪くなって、買い取りにも影響が出るからね。正月明けなんて年末たくさん魚が売れるし休みに入るから、ここがスチロールの山になるよ(笑)
お店情報
店名 | ㈲ 関越冷蔵(発泡スチロール処理センター) |
電話番号 | 027(352)5542 |
創業 | 1989 年 |
お店の種類 | 関連店舗 |
主な取引先 | 卸業者・仲卸業者・買参人 |
主な商品 | 発泡スチロールのリサイクル |
場内マップ
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